間接的接触

本人の作品は、ほとんど知らないけれど、他のアーティストに楽曲や詩を提供していて、その作品が軒並みお気に入りというアーティストがいます。
その筆頭が、来生たかおさん。「セーラー服と機関銃」と同時期にヒットした「夢の途中」位しか知らないのに、岡村孝子の唯一自作じゃない「はぐれそうな天使」、大橋純子シルエット・ロマンス」、中森明菜初期の「スロー・モーション」「セカンド・ラブ」「トワイライト−夕暮れ便り」など。特に「トワイライト−夕暮れ便り」は、それほどヒットしなかった作品に関わらず心に残っている。「元気です 一行だけ したためて ポストへ落とす/やはりあなたと 一緒にいたい/ひとこと書きあぐね」という歌詞が昭和的というか古風な感じがして、琴線に触れるのかもしれない。音楽でも昭和的なものにノスタルジーを感じることがあり、アーティストが昔の作品にインスパイアして作った楽曲に心酔することも多い。山下達郎「新・東京ラプソディー」、松任谷由実「春よ、来い」など。
洋楽漬けになってもそうした曲をたまに聴きたくなります。

子どものコーラスの曲

タイトルは前回登場の松尾一彦の1stアルバムwrapped woman収録の「アウシュビッツの雨」より。重苦しい雰囲気が子どもたちのコーラスで緩和されます。
子どものコーラスや声で思いつく曲と言えばゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」かさだまさし「関白宣言」でしょうか?
ゴダイゴは結構プログレ度が高いアーティストですね。さだまさしは、曲の一部にクラシックを使っていたりするし、80年代後記のアルバム「自分症候群」「advantage」は好きな作品でした。
今回紹介したいのは、片桐麻美の「やわらかな心」収録の「もう一つの言葉があれば」。
「みんなは 私のことを 明るい娘だと言う/私は心の中で 毎日 一人づつ 友達を殺している」というインパクトのある歌詞で始まるこの曲も、途中のコーラスが中和してくれています。片桐の作品は中島みゆきと比較しても暗くシュールな作品が多いです。特に「髪」の「切り落とされた 私の友達が 足もとで 泣いている」の歌詞にドキッとした記憶があります。失恋して髪を切るという、ありふれた情景と思しきものが凄みを帯びて想像できます。このアルバムは1曲目の「黒い猫」から4曲目の「無題(133)」まで前半でドキリとさせられる歌詞が続く作品です。

グループの3番手に着目

18キロ頑張って歩いたご褒美にと中古CDをゲット。今回は80年代のアイドル柏原芳恵のベスト。中島みゆきの曲は知っているけれど、他は耳にしたことあったかもというレベルの曲が多かったです。「花梨」が谷村新司の作品だったのが新発見でした。アリスを含めて、谷村作品はあまり聴いてきませんでしたが、改めて聴くと確かにという感じですね。「ハロー・グッバイ」が喜多条忠作詞というのも・・・「神田川」「妹よ」などのフォーク的な雰囲気やっぱりあるかも。
「夏模様」の作曲が松尾一彦なのに一番びっくりしました。松尾さんはオフコースのメンバーだった方で、実は彼の曲、声が好きでソロ1stアルバム買ったんですよね。売ってしまいましたが。夏模様も、言われればという感じですね。オフコースと言えば小田作品が王道で次が鈴木作品。チューリップなら財津作品が王道、甲斐バンドなら甲斐作品が普通なのにそれ以外のメンバーの作品に心が動いてしまいます。姫野、安部作品はもちろん上田作品が好きで「思い出のフリスビー」「走れ!ムーン号」「博多っ子純情」などがお気に入りです。甲斐バンドでは松藤さんの曲と声が好きって、マニアックというかひねくれ者なんだな、根っからの。

空が泣くから

18キロ歩行の代償は、筋肉痛でした。3時間かけて駆けつけても、足手まといかも。今日は午後出勤だったのですが、しゃがめなかった!
タイトルは2007年2月発売のENDLICHERI×2のシングル。女性アイドルの曲は中高生時代を中心に聴くことはあっても、40間近で好きになったことにびっくりしたものでした。KinKi Kidsの剛の別プロジェクトの曲なんですから。通勤途中のラジオ番組で不意に流れてきて、雷に撃たれたような衝撃を受け、帰りにCD屋さんにダッシュしました。いつもと違うオーダーで店長も目を丸くしていましたね。無国籍風な曲調、淡々と進む進行がツボです。ただ、もともとのKinKi Kidsファンからは、イマイチ人気がないようです。
予告したテーマでやっと書き込めた。

?だらけの人体

震災から1年が経過し、テレビでも雑誌でも特集が組まれています。
今日は、勤務自治体まで公共交通を使わずにどれくらいで到着するかを、把握するという事で歩いてきました!
図書館は開庁職場でローテの職員は対象外です。昨年ガソリン不足で自転車では数回通ったので、今回は歩いて行こうと考えたのが間違いでした!8時30分に家を出て、着いたのが11時36分。3時間くらいという予想は当たりましたが、もう経験したくないですね。途中トイレ2回、コンビニで買い物という小休止はしたけど、途中で足はつるし、目がチカチカするし・・・
そんなわけでつらかったのですが、道中の中間点では、脳内物質が出たのか「楽しい」と思える状態に。ランナーズ・ハイという語句は聞いたことありますが、それに近い状態になったのでしょうか?つらいことを乗り越える意志を持続させるために、人間の体に仕込まれたプログラム、あるいはバグ?
自分の歩行距離は約18キロ、3時間で行ければ箱根駅伝4区のランナーの1/3のスピードで歩いているんだなと思いつつ歩きました。音楽漬けの自分が頭にメロディーが浮かばなかったのも、今思うと不思議です。

この時期に聴きたい曲たち

2月の後半になると、無性に聴きたくなる曲がいくつかある。
ヒマな時間にテレビを見るという習慣がなくなってから10年以上経過したので、現在もやっているか把握していないけれども、80年代中頃までは、この時期春の新作化粧品のCMがよく流れていました。そのバックに流れている曲たちに名曲が多いんですよね!前々回の記事「心酔」とはちょっと違う季節限定の曲たち。
唇よ、熱く君を語れ」「不思議なピーチパイ」「シンデレラは眠れない」あたりはニューミュージック系アーティストの楽曲で守備範囲なので、それほど驚かないけれど、1番聴きたくなる曲がトップアイドルだった松田聖子の「Rock'n Rouge」なのが我ながらびっくりです。「花びら色の春に I Will Fallin Love」など歌詞が頭の中に自然に浮かんできます。松田聖子の作詞、作曲陣やっぱり半端ないからね・・・

ありがとう!ミカエル

ミカエルとは、北欧のプログレッシブメタルバンド、オーペスのギター、ボーカル担当のミカエル・オーカーフェルトのこと。
08年発売のアルバム「ウォーターシッド」をレコード屋さんに薦められ、買ってはみたものの、グロウルが苦手で放置していました。その後ポーキュパイン・トゥリーを聴いて虜となって、前のアルバムに関与してると知って聴き直して感激するという遠回りな出逢いでした。昨日18日の東京公演に行きました。
ステージからの距離8メートルと言ったところ。1曲毎にMC入るのはちょっとと思いつつも観客と会話をしながらのやり取りは、彼の人柄がわかり好感が持てた。他の観客がやり取りを聞き笑っている中、自分は1/3も分からず、英語力の無さを再認識させられた。それ以上に悔しかったのが客席にミカエルがギターを託してくれて運のいい客は触れることが出来たのですが、あと30センチ程で触れずにステージに戻されてしまった(泣)。アンコール1回のみというのは来日アーティストの場合仕方ないけどあっと言う間の2時間だった。
ゴールデンウィークにはドリームシアター、そして5月中旬にはアモルフィスのライブの告知が。CD買い控えないと苦しいかも。