アイデンティティ確認

また書き込みが遅れてしまいました。この間2冊本を読んでいました。1冊目は「団地の時代」重松清原武史の対談形式の本。2冊目は同じく原武史の「滝山コミューン1974」。40年間暮らしてきた地域がテーマになった2冊の本ということで集中的に読みました。東急沿線と西武沿線の文化の違いや、団地のこと、著者らが受けた教育の背景など興味深く読みました。彼らとほぼ入れ違いで小学校に入ることになる自分との世代間ギャップと同時に、変わらない部分があるということもわかりました。
一番びっくりしたことは団地観の違いです。一軒家の方が上だと思っている私の年代の価値観と、団地がどんどんできていく時代に幼少期を過ごした著者らの価値観が違っていて、安全面や近代的な設備のある団地の方が進んでいたと考えられていた時代があったということに対して。ちなみに滝山というのは、東久留米市にある団地の名前です。