2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

中島作品紹介12−4

今回は「寒水魚」B面3曲目の「時刻表」。「傾斜」同様中島みゆきに深くはまるきっかけになった曲。特に2番の歌詞が秀逸です。「満員電車で汗をかいて肩をぶつけてるサラリーマン/ため息をつくならほかでついてくれ/君の落としたため息なのか僕がついたため…

中島作品紹介12−3

今回はA面ラスト「捨てるほどの愛でいいから」から。ファンを中心に人気は高い曲なのですが、昔からこの曲は嫌いではないけど、ちょっと疲れるんです。自分は音楽を聴くとき自分の性別を意識して聴くことは無いんだけど、この曲を聴くときは「この主人公とは…

勝利の薔薇

昨晩NHK総合で放送されたSONGSは30周年の佐野元春。やっぱり良い楽曲をコンスタントに発表しているよねと思いつつ、ちゃんと作品に触れたのは90年代の10年間くらい。80年代に知ったときにはニューヨークだったので聴くタイミングを逸してしまったのです。昨…

中島作品紹介12−2

2曲目の「傾斜」について。傾斜の主人公は、腰の曲がった老婆。傾斜10度の坂道を草履で足を滑らせながら登っていくというシチュエーション。3日ほど前のコメントに対する返事で肝になる歌詞を載せたのでその後に続く箇所を紹介する。あの歌詞の後には「悲し…

中島作品紹介12−1

今回から9作品目の「寒水魚」(かんすいぎょ)に入ります。オールドファンが最高傑作とする作品で、私自身も聴き始めてから10年以上このアルバムを超える作品に出会えず、「寒水魚」を超えるアルバムにはもうであえないのかと諦めていた時期もありました。そ…

中島作品紹介11−4

今回は残りの3曲。「友情」「成人世代」「夜曲」。ラストの2曲にアルバムの核となる曲が多いと以前書いたが、このアルバムでは1曲「成人世代」が間に入った形。ということで「成人世代」。ある意味普通の曲で中島作品として、毒が足りません。嫌いではないけ…

中島作品紹介11−3

ということで、1週間ぶりの再開。今回は「雪」と「バス通り」。A面ラストとB面冒頭の曲という位置。「雪」は「時代」「まつりばやし」に続く亡くなった父のことを歌った曲。オープニングのピアノだと思ってた音はキーボードだったんですね!「雪 気がつけば…

素敵なbirthday

今日も県内の図書館関係の方々、とお会いする機会が仕事の後にあった。いつもはシアスリですが今日はお隣の自治体のTさんの50回目の誕生日を肴にワイワイ騒ぐ会でした。図書館に勤めてから何かとお世話になったTさんはずっと県西部のキーパーソンとして活躍…

Iさんに会えました

11月に行われた研修同窓会には参加できませんでしたが、本日7時から行われた県立図書館有志の会+図書館関係団体の支部の合同学習会にIさんがいらしゃいました。県内の図書館職員、元職員など20名弱の方が集まり、県立図書館の現状についてお聞きしたあと県…

あまりにマンガ的・・

車検、修理で車を預けていて今週は電車通勤。昨日コンサートだったので遅番交代してもらいラッキーなはずだったのですが・・・ 私は自宅から駅まで徒歩12分→電車20分強→他社乗り換え徒歩10分→電車5分→徒歩12分という経路で通勤。ずっと上りではないので座れ…

STING武道館公演

中島作品紹介は、一回お休み。 今回のコンサートは自発的というより誘われたし嫌いではないので、まあ行ってみようかなくらいの軽い気持ちで正直行きました。昨年夏に発売された「SYMPHONICITY」どおりオーケストラとの共演ということで、どんな感じになるん…

中島作品紹介11−2

中島アルバムにとってはシングルがアルバムの肝になる例は少ない。「あした天気になれ」は1曲目。前作の冒頭が「うらみ・ます」だけにアルバム全体を明るめにしようという意図があったかは分からないがスマッシュヒット曲を持ってきたのは正解だと思う。この…

ツェッペリンのBOX買っちゃいました

年末に高田馬場の中古レコード屋さんでレッド・ツェッペリンをまとめて購入しようかどうしようかと迷っていると書き込みました。この間他のものも気になって我慢してきましたが、今日都内に出てくる用事があったのでまだ棚にあるかなと覗きにいったのが運の…

「杏村から」はアルバム未収録でした

「あした天気になれ」のB面曲「杏村から」は「臨月」に収録されていると錯覚してしまい、書き落としてしまいました。この曲に限らず中島作品には地方出身者ならではの視点で描かれる曲に、心に残るものが多いと感じます。 「杏村から」の歌詞は都会に出てき…

中島作品紹介11−1

「生きていてもいいですか」が一番暗いアルバムと評価するならば、これから数回にわたって取り上げる「臨月」は最も聴きやすいアルバムと言えるかも。最も好きなアルバムは他になりますが、一番聴いたのは「臨月」です。今回のみゆき作品紹介という企画を思…

中島作品紹介10−2

「悪女」の次に発売された「誘惑」から順に見ていきます。「やさしそうな表情は女たちの流行/崩れそうな強がりは男たちの流行」「ガラスの靴を女は隠して持っています/紙飛行機を男は隠して持っています」と男女の違いを歌っているが、「あなた鍵を置いて…

中島作品紹介10−1

今回はアルバムではなくシングルをまとめて紹介。80年2月発売の「かなしみ笑い/霧に走る」は「生きていてもいいですかの2か月前に出されたがどちらも未収録。特に「霧に走る」は名曲なのに。片思いの男性に車で家で送ってもらう場面と心情を歌っている。家…

中島作品紹介9−3

今回は「生きていてもいいですか」のクライマックスの2曲「エレーン」「異国」。これまでのアルバムでもそうだけれど、彼女の作品はラストの1、2曲目に重要な曲を配置することが多い。「エレーン」とは外国女性の名前。後に初の短編小説集「女歌」で明らかに…

中島作品紹介9−2

「生きていてもいいですか」のA面残りの2曲について今日は書きます。この2曲はアルバムを聴くモチベーションを高めてくれる曲だし、私の屈折した中学〜大学の間つまずいた時に聴いて助けられた2曲でもあります。年末に文部科学省は、自殺防止教育をすると発…

中島作品紹介9−1

80年代最初の作品が、中島みゆき=根暗のというパブリックイメージを決定づけたアルバム「生きていてもいいですか」。80年代、世間がポップになっていく中での発売というのがすごいと今聴いても思う。黒一面にたて書きで「生きていてもいいですか」とだけ書…

中島作品紹介8

70年代ラストのアルバムは「おかえりなさい」。他のアーティストに提供した曲を歌い直している作品。もしかして日本でのセルフカバーアルバム第1号?この作品が無かったら80年代の陽水の9.5カラットという作品は生まれなかったかもしれません。そういう意味…

中島作品紹介7−2

「親愛なる者へ」のB面は全5曲。「片想」「ダイヤル117」「小石のように」「狼になりたい」「断崖−親愛なる者へ」が収録。「片想」は高校の時に行った国技館ライブでも歌われた曲なのですが、ちょっと苦手な曲。歌詞カードに「溺れているのはおまえだけ」と…

中島作品紹介7-1

作品紹介再開します。今回は79年3月の5作目「親愛なる者へ」。1曲目は「裸足で走れ」。ガラスが落ちている中を裸足で走りなさいと煽っている訳ではなく社会のズル賢さなどが歌われている。「カイジ」をはじめとする福本マンガ読むという経験後に聴くとハッと…

デッドヒート

今年の箱根駅伝が終わった。1年前に書いたが私はここ4年ほど城西大学を応援している。結末に混乱して2日遅れの書き込みになってしまった。2010年同様今年も5区の田村選手の頑張りで往路はシード圏内で終了。だけど前後の各校のタイム差が少ないから安心でき…

大出費しちゃいました・・・

14時に駅伝中継が終わり、またまた40枚のCDを抱えて新宿に行ってきました。31日は街に人があんまりいなかったのに今日は買い物客でごった返していてとても疲れました。しかも重たい思いして持っていた割にお金にならなくて・・・値段が付かないものは、いつ…

寝正月になっちゃった

朝の4時過ぎまで戦利品のCDをあれこれ「つまみ聴き」していたので、当然寝坊。起きたのは15時。億劫になり部屋で22時までダラダラと過ごしてしまった!買い物で大出費という状況は避けたけれど、何だかな〜という1年のスタートになってしまった。これから2日…