中島作品紹介14−2

「僕は青い鳥」の美しいピアノで、このアルバムはスタートする。
「夢を追いかけて/今夜もだれか捕まえに来るよ 爪を研いで/幸せになりたくて 人は変わってゆく/幸せを追いかけて狩人に変わってゆく/青い鳥 青い鳥 それは自分なのに/青い鳥 青い鳥 今夜も迷子」という歌詞とジャケットの写真がマッチする曲で、オープニングにふさわしい曲。
「幸福論」はこれまで紹介してきた曲の中でも1、2を争うロックしている曲。毒気もピカイチですが、結構日常感じることをストレートに表現してくれています。「他人(ひと)の笑顔が悔しい×2/そんなことばが心を飛び出して飛び出して走り出しそうだ/笑顔になるなら 見えない所にいてよ/妬ましくて貴方を憎みかけるから/プラスマイナス他人の悲しみをそっと喜んでいないか」「泣いてる時はみんな ひとりずつひとりずつ膝を抱くのだね/孤独が恐けりゃ誰にも会わないことね/いい人に見えるのは 他人だからよね/生まれたばかりの子供は欲の塊/叱られそうな説ね」
の歌詞には「泣きたい夜に」「ファイト!」での優しい眼差しは無いが、誰もが醜い心を持っている事が表現されていて、この曲には救われた記憶があります。