プログレとの共通項

テクノが漂う音楽、浮遊性のある音楽だという感覚的なことを書いたのですが、もう1つの共通項として長尺な曲が多いという点が挙げられます。10月のライブに行こうか迷っているアンダーワールドの2枚組ベストは16曲中6曲が10分越えていて最短は6分9秒、最長は13分14秒という具合。自分が持っているテクノのCDの最長曲は60分近くあるGOLDIEのサターンズ・リターンというアルバムのマザーという曲。プログレもHMの長い曲も20分台なので、半分以下に過ぎない。しかしこの長さが災いして最初から最後まで通して聴いたのが3回くらいしか無いという状況。
長めの曲は洋楽にのめり込む前から好きだったというよりも長い曲こそそのアーティストが伝えたいことが詰まっていると思って聴いていました。中島みゆきしかり尾崎豊しかり。長い曲の方が、より長く漂っていられると考えていたのですが、その志向ゆえマイナー路線をひた走るわけですが、たまに気分転換で一般に流行っているものにも手を染めて自分の居場所が分からなくなるんです。結局色んな音を浴びて漂流するのが好きなんでしょう。