中島作品紹介 6−1

78年4月発売の「愛してると云ってくれ」です。中島みゆきに限らず70年代ってアルバムとアルバムのインターバルが短いなって思います。レコード会社の意向なのでしょうか?
このアルバムいきなりホラーです(笑)。ある意味「生きていてもいいですか」の冒頭よりインパクトあるかも。タイトルも命令口調だし・・・と冗談めかして書きましたが良い作品です。冒頭オルガンと詩の朗読の「元気ですか」から始まります。間髪空けずに「れーいーこ」と絶叫されるから、前のイヤな女であるところの主人公=怜子と思いこまされそうになる「怜子」。続いて「わかれうた」。耳タコで食傷気味。他のアーティストのアルバムを聴くときもそうなのですが、シングル曲スキップすること多いです。「海鳴り」はアコギ堪能したい時聴きます。それはこのアルバム全般に言えますが。5曲目は他者提供曲「化粧」。中島みゆきの曲で歌詞にバスが出てくる曲に心が動かされる事が多いことに30年近く経過して初めて気付いた。アナログならB面冒頭なのが「ミルク32」。プラス「おまえの家」で、これまで主人公のことしか歌っていない曲が多い彼女の作品と違い他の登場人物と対話するスタイルが出現した。「流浪の詩」は猫だったし。