中島作品紹介11−1

「生きていてもいいですか」が一番暗いアルバムと評価するならば、これから数回にわたって取り上げる「臨月」は最も聴きやすいアルバムと言えるかも。最も好きなアルバムは他になりますが、一番聴いたのは「臨月」です。今回のみゆき作品紹介という企画を思いついたのは、このアルバムを半年ぶりに聴きたくなり引っ張りだしたのが発端。3曲目の「あわせ鏡」が昔から詩の内容は酔っ払いのたわごと系で好きじゃないのに、気になる作品だったのが、不思議だったわけです。今回聴き直したことによってAOR調だという再発見をしました。スティリー・ダンの音楽に似ているなと感じました。松任谷正隆氏がアレンジでそいいう味付けにしていたんですね。今までのアルバム以上に、「臨月」「寒水魚」「予感」の3枚については紙幅を費やすと思いますがお許しください。