中島作品紹介11−4

今回は残りの3曲。「友情」「成人世代」「夜曲」。ラストの2曲にアルバムの核となる曲が多いと以前書いたが、このアルバムでは1曲「成人世代」が間に入った形。ということで「成人世代」。ある意味普通の曲で中島作品として、毒が足りません。嫌いではないけど・・・「友情」の歌詞は本質をついているが、学校に通っているうちに、この曲いいよねなどと言おうものならドン引き必至なので言えませんでした。とりあえず一部歌詞を載せます。「企みばかり 響くから この耳ふさぐ海へ帰るよ/言葉を忘れた魚たち/笑えよ 私の言葉を/終わりしれない寒さの中で 友情さえも 失っている」。アレンジは松任谷正隆。重たい歌詞だから、丁度良いかも。ラストの「夜曲」はパーカッション、ハーモニカの音が心に響く曲。80年代の名曲「つめたい別れ」につながる曲だと思う。深夜ラジオや「あなたにあてて 私はいつも 歌っているのよ」などファンが喜びそうな言葉が並んでいます。オールドファンには人気の1曲。個人的にも好きな1曲ですが。「臨月」9曲の中では2番目といったポジションでしょうか。ちなみに3位は前回間奏がダサいとこき下ろした「バス通り」、1位は「あなたが海を見ているうちに」。「雪」が次点。