中島作品紹介12−3

今回はA面ラスト「捨てるほどの愛でいいから」から。ファンを中心に人気は高い曲なのですが、昔からこの曲は嫌いではないけど、ちょっと疲れるんです。自分は音楽を聴くとき自分の性別を意識して聴くことは無いんだけど、この曲を聴くときは「この主人公とは恋愛できないかも。ちょっとうるさい」という気持ちが出てくるんです。繰り返しも多くて・・・バックの演奏は良いのに。B面の最初は「B.G.M.」。シングル「横恋慕」同様、電話を使って、男性に探りを入れるストーカーの曲(笑)。気になる男性が留守の時に電話をかけて女性が出るか賭けをするというストーリー。「カナリアみたいな声」というフレーズが鍵なのかな?次の「家出」は異色作。珍しく好きな男性と一緒になろうと主人公が駆け落ちという行動に出ます。「寒水魚」に収録されているばかりに飛ばして次の曲にという、扱いにもなりますが「みんな去ってしまった」に収録ならちゃんと聴いていたかも。演歌チックな演奏が続くけど間奏のノスタルジーが感じられる部分は好きです。