中島作品紹介13−2

「予感」は6分以下の短い曲も傑作が多い作品です。2曲目の「夏土産」も冒頭とラストのピアノが美しい曲。「海辺の崖から吹き上げる風にまぎれて/愛を語る名所なのね/あなたが友だちと行く場所は」と嘘が発覚するのは、同じ場所に出かけた知人から届けられた貝殻と数枚の写真。その中に偶然写っていたため。歌やドラマならあるかもと思いつつも引きずり込まれます。
3曲目は「髪を洗う女」。中島みゆきの作品には飲み屋のママなど水商売で生計を立てる女性が主人公の作品があって、この曲もそんな1曲。昔から苦手な曲なのですが、改めて聴いたら間奏が70年代フォークっぽいかもと思えてきた。「いちご白書をもう一度」に近い感じのところがあってドキリとさせられました。
次回はA面ラストの大曲「ばいばいどくおぶざべい」から紹介します。