中島作品紹介13−5

今回からB面。ずっと収録順に紹介してきたが「縁」「金魚」を一緒の回で扱いたいので順番を入れ替えます。
1曲目「誰のせいでもない雨が」は6分を越える曲。「世情」「ローリング」と並んで60年代末〜70年代初頭の「政治の時代」を歌にしている。彼女自身は女子大なので一定距離を置いて見ていたとされている。その時期に青春時代を送った世代の方から感想を聞いてみたいとは思う。「早く月日すべての悲しみを癒せ」という締めの歌詞が突き刺さるが、歌詞に書かれていることを実感していないので、正直わからないけど、この歌の重たさからかスキップしたことないかも。
3曲目「テキーラを飲みほして」はレゲエっぽいリズムも取り入れたかっこいい曲。「バス通り」紹介の際に6年でも待つと書いた曲。「おまえの惚れた あの女を真似て/使い古しの女っぽさ あたしも染まってみた/おまえの惚れた 相手が変わるたび/あたしも次々変わったわ/悪魔でも天使でも」という歌詞に始まり「テキーラを飲みほして テキーラを飲みほして/短かった幻の日々に/こちらから Say Good Bye」とで終わるやけくそ度はピカイチ。Goin'Downとともに英単語の使用も初めてじゃないだろうか。