谷山浩子と国語の記憶

小学校の国語の教科書に掲載された作品の思い出は、年代を限定させてしまうのですが・・・私の場合は3、4年の「むささび星」「半日村」そしてたぶん1年で読んだあまんきみこの「白いぼうし」。車のいろは空のいろのシリーズの1つで、夏みかんと蝶が頭の中でイメージできて記憶に残っているのでしょうが、中学の時に谷山作品に出会っていなかったらここまで記憶に残っていたかわかりません。
谷山の2回目のデビュー作品「ねこの森には帰れない」のB面はあまんきみこの書いた、運転手の松井五郎と珍客たちのやり取りを綴った作品。これを聞いて図書館であまんきみこを読み直したから、記憶が再定着したのでしょう。
谷山の2nd.「もうひとりのアリス」はA面がアリスや赤い靴など外国の童話をB面は日本各地の昔話を題材に、かわいらしかったりあるいはコミカルに、そして恐ろしく歌っている。こうしたコンセプトアルバムという概念をデビューしてすぐに作っていたということに30年以上経過した今でも驚きますね。