たんぽぽサラダ

前回谷山の1st&2ndアルバムについて触れたが、アルバムが特定のテーマに基づいているというだけではプログレとは呼べません。谷山初期の作品は短い作品も多いし。
私も彼女のキャリアをずっと追いかけている訳ではなく80年代後半の「水玉時間」〜「お昼寝宮・お散歩宮」は苦手な作品でクリアー出来ていません。そうした部分的な知識の中で、最もプログレ度が高いと思える作品が83年の「たんぽぽサラダ」。個人的には初めて聴いた作品である次作「水の中のライオン」に思い入れがあるんだけど。
ジャケットに本人が写っているのは、プログレの王道では無いけど、裏側のオルガンの写真がプログレ度をアップ。シンセをはじめとした楽器の使い方。曲の暗さ、怪しさなど、そこかしこにプログレ臭が漂っていて、20年振りに聴いています。この3日で7回目だよ。「リカちゃんのポケット」「悪魔の絵本の歌」「SEAGULL」が昔から好きだったけど、全曲魅力再発見しました。紙ジャケットで買い揃えたくなってきました。中島みゆきでさえ紙ジャケットじゃないのに・・・