間接的接触

本人の作品は、ほとんど知らないけれど、他のアーティストに楽曲や詩を提供していて、その作品が軒並みお気に入りというアーティストがいます。
その筆頭が、来生たかおさん。「セーラー服と機関銃」と同時期にヒットした「夢の途中」位しか知らないのに、岡村孝子の唯一自作じゃない「はぐれそうな天使」、大橋純子シルエット・ロマンス」、中森明菜初期の「スロー・モーション」「セカンド・ラブ」「トワイライト−夕暮れ便り」など。特に「トワイライト−夕暮れ便り」は、それほどヒットしなかった作品に関わらず心に残っている。「元気です 一行だけ したためて ポストへ落とす/やはりあなたと 一緒にいたい/ひとこと書きあぐね」という歌詞が昭和的というか古風な感じがして、琴線に触れるのかもしれない。音楽でも昭和的なものにノスタルジーを感じることがあり、アーティストが昔の作品にインスパイアして作った楽曲に心酔することも多い。山下達郎「新・東京ラプソディー」、松任谷由実「春よ、来い」など。
洋楽漬けになってもそうした曲をたまに聴きたくなります。